INTERVIEW
case . 住宅リフォーム
自由度が上がる
ワンフロアの木造住宅
木造二階建ての一階部分をフルリノベーション
された、ご家族3人暮らしのお宅。
生活の中心となるLDKには、キャットウォークや
豊富な収納、デスク下の隠しパネルなど、
ご家族みんなの暮らしが安全で
楽しくなる工夫が凝らされています。
移住を機にマンションから木造一軒家での
暮らしを選んだお二人に、
ご相談時に重視された点や
気に入っている点を伺いました。

KAN,MAの雰囲気と
「暮らし」への
向き合い方が理由に。
都市部のマンションから舞鶴に移住し、中古の木造一軒家を購入。和室をなくして、もっと自分たちの生活スタイルに合った家にしたいと思い、リフォームを検討していました。既に2社ほどお話が進んでいたのですが、最後に相談して一番しっくり来たのが大滝工務店さん。特に、まちづくりの一環として手がけられたカフェ兼ショールーム・KAN,MAを訪ね、無垢材を使ったナチュラルな雰囲気に惹かれたことが大きな理由です。

営業担当者さんとお話して感じたのは「私たちがどんな暮らしをしたいか」を大切にしてくれること。一方的な提案ではなく、朝起きてから眠るまでの生活を具体的に考え、どんなものが好きか嫌いか、理想の暮らしをじっくり聞いてから間取りを提案してくれました。
それは、和室とキッチンダイニングを一続きにしたワンフロア。家族との時間を大切にしたい私たちにとって、仕事も食事も家族団らんのひと時も、全てがつながる間取りは、まさにピッタリの提案でした。

機能性と自由度が上がり、
生活が
より豊かになったリフォーム。
ワンフロアへの間取り変更のほか、具体的なリフォーム箇所は階段のドアと鍵、リビングのキャットウォーク、収納の奥行きの変更、デスク下の隠しパネル、それから一階の天井を下げて断熱材を入れたことなど。二階から一階への階段にドアを設置し鍵を付けたのは、愛猫の脱走防止のため。さらに完成後の追加相談では、子どもの指詰め防止のためリビングのドアをソフトクローズに。子どもも猫も、私たちも、家族みんなにとって安全で楽しい家にしたいという想いを実現してもらいました。

機能性の面では、一階の天井を下げ断熱材を入れたのが大滝工務店さんからの提案で特に「やって良かった」と実感しているところです。空調効率が上がり、冬も暖かく過ごせるように。もちろん、肝心の間取り変更も大満足。構造上残った背面の壁は、クロスの色やDIYで後付けした電源タップも含め、良いアクセントになっています。
リフォームでは大滝工務店さんの大工さんのほか、クロス屋さんや電気工事士さんなど、外部の業者さんも協力してくれます。大滝工務店さんの場合、外部業者さんも含めとても親切で、細かな相談にのってくれる点が印象的でした。

実は私の前職が住宅関連のため、全体の流れや業界の慣習は分かっていました。しかし作業の手を止めても話を聞き、都度説明・調整してくれる姿には、慣習にとらわれないお客様ファーストの姿勢を感じ驚きました。
リフォーム後は以前と比べて空間を広々と使え、特に子どもが生まれてからは成長に合わせスペースを仕切れるようになりました。子どもがいると、暮らしは変化していくもの。生活の基盤を整え変化の余地を残したリフォームが、我が家にとっては機能性向上と、自分たちで手を加える楽しみを両立する満足度の高いリフォームとなりました。


これからお家づくりをする方へ
私たちがお伝えしたいのは主に二つ。間取りや建具は細かく指定するより、生活そのものをお伝えした方が良いということ。そしてワガママは伝えるべきということです。
我が家は妻に知識があったため、ある程度具体的な指定も可能でした。しかし大滝工務店さんが木造住宅を得意とされ、悩みを相談すると予想以上の提案をしてくれるため、モノを指定するのではなく、課題や希望といったコトを共有してお任せする方が上手くいくと感じました。
構造や予算についても、まずは「やりたい」を伝えるのが大切。
できる、できない、こうすれば予算が抑えられる、と大滝工務店さん側で考えてくれるので、ゴールを一緒に決めていけば良いのです。リフォームの場合は特に予算上取捨選択せざるを得ない部分もあり、全てをプロの手にお任せするのは難しいかもしれません。しかし構造や機能性を左右する部分はお任せし、その他に余白を設けることで自分たちの家を自分たちで作っていく喜びも味わえます。
暮らしにきちんと向き合ってくれるパートナーを探すこと、そして対話と家づくりを楽しむこと。
そうすれば、きっと空間も、気持ちも自由度の高いリフォームになります。
ご提案のポイント

間取り変更を行う場合、構造的にご希望の間取りが実現できるか確認の上リフォームプランを検討することが大切です。今回は一部の壁が残ってしまいましたが、その壁を有効活用いただいた点に、暮らしを手作りしていくというお二人の姿勢を感じました。
間取りや建具に関しては、猫ちゃんやお子さんのことも考えた安全性と楽しさを。収納に関してはもともと二階の床が収納を圧迫してしまっていたため、それを改善し、オーダーで作成しました。また施工中は頻繁に足を運んでいただき、変わっていく家の様子を楽しみながら要望をお伝えいただいたのもポイントです。
暮らしの変化に対応する自由な空間と、DIYによってさらに進化していく余白。末永くワクワク感が続くリフォームとなりました。
